こんにちは、高橋尚子です。
今日から新たに『live life Thursday』をスタートします。
サブタイトルは『もうひとつの木曜日』です。

日付の上では今日は金曜なのですが、私としては89%くらい木曜日の気分で書いていますので、木曜日の気分で読んでもらえたらうれしいです。

私はこれまで土曜日の二週に一度の担当でしたが、なんどか投稿するうちに書く頻度を増やしたくなり「Apps Thursday」と「Music Thursday」の松田さんに木曜日枠を間借りすることにしました。私がブログを書けない時は従来通り松田さんが登場してくれるので、AppsファンやMusicファンの方々もがっかりせずに、しばし私にお付き合いください。

書くのが楽しくなってきた!

この1月に「PAX Coworkingのブログをみんなで書こう!」ということになり、私もなにかやりたいな、と思いました。でも「なにを書くか」がぜんぜん思い浮かばない。私にはすごい趣味とか、すごく詳しい分野もないし、私のような服職業の仕事の話やノウハウがほかのコワーカーやコワーキングに興味がある人に響くものとは思えなく、書くのにためらいがありました。

「ブログはやってみたいのだけど…」と、このことをPAXオーナーの佐谷さんに相談すると「自分には“あたりまえ”のことでも、人が聞いたらすごく新鮮でおもしろいものだし、そもそもどんな人でも“おもしろい”何か持っているものだと思う」と言われました。こういうところはさすがPAX Coworkingの「チーフカタリスト」です。佐谷さんは自分の事を「オーナー」とは言わず、普段は「チーフカタリスト(※カタリスト=触媒)」と名乗っています。

いつも通りの「普段着」のまま

そう言われてから書きたい事がむくむくと増えてきました。もちろん私は文章のプロでもないし、パブリシティーに出すような文面を書いた事もありません。でも普段PAXでみんなと楽しく仕事しながら「雑談」するように書けばいいんだな、と思うようになりました。格好つける必要はなく、自分の中にあるものを出すだけでいい。他のメンバーのやり方などを”パクり”つつ自分の流儀にすればいい。

例えば軽い気持ちで書いてみた「ホームパーティー料理」の記事が結構サーチされているようで、ちょっと嬉しい気分になります。PAX Coworkingのコンセプトは「パーティーするように仕事しよう!!」ですが、まさかリアルにホームパーティーのメニューを探している人がコワーキングのホームページにたどり着くとは驚きますよね。

私がPAXやコワーキングを知ったのも実は単なる偶然です。勤めていた会社を辞め、独立しようと思ってはいたものの、何をどうやって稼いで行くか具体的には決めきれていなかった。「次はもう転職しない、自力で仕事をやっていく」という決意だけはあったのですが、起業してどうやって収入を得ていくか固められていませんでした。本当はあと1−2年勤めを続けて資金を溜め、起業の準備をするつもりでした。

でも「もう会社を退職したほうがいい」と思うタイミングがやってきて、迷いました。「辞めるべき。でも次が見えない」と思っていた頃、PAX Coworkingの前に貼り紙があるのを見つけました。
「この度、アントレプレナーのための共同オフィスを始める事にしました。みんなで一緒にやりませんか」といった感じの内容でした。今から2年半ほど前のことです。

私は貼り紙の前で立ち止まり、繰り返しその文面を読みました。貼り紙はごくごく普通の、A4サイズの白い紙に手書きで書かれたものですが何か心を打つものがあり、なんどもなんども読みました。それから数日、毎日会社の帰りにその貼り紙を見に行きました。その2ヶ月後、私は会社を退職しました。世間体もよかった会社で、高い役職で、給料も満足がいく金額でしたが、辞める迷いがなくなりました。起業するやり方なんてどうとでもなる、体裁がどうだとかカッコつける必要なんてなんにもない。貼り紙を見て、そう思いました。

コワーキングが日本で始まって2年半、いまではコワーキングスペースもたくさんあるし、コワーキング経験者も増えていると思います。「コワーキング」というコトバを何かの形で知って興味を持った人ならインターネットでコワーキングスペースを探すことができます。でも私がたまたま『貼り紙』でコワーキングに出会えたように、そういう機会がもっと多くの人にあったらいいな、と自分なりのブログを書いてみています。

”定義“をはみ出る「おもしろさ」

二ヶ月ほど前にやった『PAX Coworikin女子会』のホームパーティについて、なんどかこんな質問を受けます。「なんで”女子会”なのに男性も参加できるの?」というものですが、答えは簡単「パーティーだから」。会いたい人と会い、楽しく食べて飲み、楽しく話をすることで何かが得られるなんて、こんなにステキなことはないと思います。

「女子会」だって性別も制限しないし、そもそも幹事がコワーカーでもないんです。「PAX」「コワーキング」「女子会」のキーワードの何かに「ピン」とくるのならそれで充分。「女子」しかいない「女子会」や、「いつもの仲間」が固まるとグチや不満のオンパレードになりがちですが、ちがう視点が集まって会話をすれば、行き詰まり凝り固まった「なにか」の扉が開きます。

こういう刺激が少しでもほしくなったら、コワーキングやパーティーをやってみるのを私は強くおススメします。気が向いた時にはこのブログでも「忙しい仕事人にも簡単に作れるホームパーティーレシピなんかも紹介したいと思っています。

こんな感じでテーマを決めず気ままにつづる木曜日の『Live life』、どうぞよろしくお願いします。