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「環境は素晴らしいが、生きる術が難しい地方での営みをどう築いていくか」という各地方が抱える課題に対して、コワーキングに大きな可能性を感じていた。 お世話になっているデザイナーさんの紹介で、本年3月に神戸コワーキングスペース カフーツの伊藤さんに高田がコワーキングツアーのご相談に行かせていただいた。僅か3ヶ月弱の準備期間で開催された。その間には、PAX coworking takahamaを襲名し、ツアーには佐谷さんもゲスト参加いただいた。何より伊藤さんが、親身に僕たちの思いに耳を傾けて、至らない部分も大きな心で受け止めていただき、充実したツアーをすることができた。

#3kunijellyweek

 そして2011523日、東西コワーキングのパイオニアの伊藤さんと佐谷さんが出会った7年後の同じ日の2018523日綾部・舞鶴・高浜が連携して「3KUNI Jellyweek」を開催することが決まった。意図してないこの日の巡り合わせは、大変驚きだった。さっそく6月に開催予定となり、新しい物語の始まりの日として大切に育んでいきたい。

・この町は、滞在していただくのがいい。

僕も移住して6年のこの町は、過ごすほどに心地よくなっていく。

  今回のコワーキングツアーは初めての滞在型として、日本のコワーケーションを築いていく第一歩目としてのツアーだった。朝から海で遊んでから働く人や、1日仕事に集中する人や、仕事も遊びもバランスよくできる、この町にピッタリのコンセプトだと確信をした。

↑仕事の前に海で過ごす

  ツアーも日を重ねる毎に参加者の距離も近づき、会話の内容も深くなっていき、最終日には東京から一緒に来た二人が、焚き火を囲んでお互いの知らない一面を知ったりもした。とても創造的で、調和的な営みを体感した。

・ツアー中は可能性と課題を行き来する日々でした。

 高浜町は環境が豊かなのと同時に、社会課題の多い地方であることに可能性を感じていたはずなのに、ホスト側としてゲストに良く見せようをする気持ちで課題が課題としか見えなくなってしまった。しかし、社会課題は解決する方法を示せばビジネスになることを気付かされました。高浜だけでは難しいが、多くの地域で共通する課題であればビジネスになる。そんなことに気付かされた。販売を促進して得るお金から、課題を解決する方法への対価として得るお金。そんな営みを築いていけたらと思った。

・子どもも学べて、親の働く場所のある旅

 高浜町はBLUE FLAGという海の国際環境認証を取得し、環境教育、国際化、社会福祉にも力を入れている。親が仕事しながら、子供も学べる環境を提供できることに気が付いた。家族にとってもコワーケーションはかなり有意義な機会になる。

↑海で遊ぶ家族を眺めながら浜で仕事をする

・もう一度訪れていただくために

 いつもと違う土地に滞在して、お互いの営みを共有して発展させていくコワーケーションは都市との交流も促進し、地方の営みの発展の軸に成りうる。

・私たちは何を提供できるか。

再会を共有し、みなさんと別れた後に二人で、これを継続的な事業にするためには、何をしていけばいいのか話した。価値、有益性、実例、コミュニティ、運営、この町のコワーキングの在り方に、まだまだ課題は多い。この町の可能性、この機の学びを生かし再会の日までこの町で営みを続けていきます。

↑環境を生かしたアクティビティの提案

333

 コワーキングツアーが終わって3日目の今日、さっそく3KUNIが集った。

613日から15日に3国から、3日間それぞれの町から、3発の花火があがります。European jellyweekからヨーロッパのコワーキングが動き出した歴史をもう一度、この3KUNIで。

↑3KUNI jelly week@FLAT+舞鶴

 コワーキングツアー及び、シャルソンに参加いただいた皆様に改めて御礼申し上げます。今後とも宜しくお願いします。

↑若狭湾を眺めながら