石巻でPAXのメンバー数人と現地の人とコワーキングしてきた@kenji904です。
PaxCoworkingのメンバーの人の中には復興支援の仕事をしている方もいて、コワーキングが現地で何か役に立つことはないかという話から持ち上がった企画「沿岸コワーキング」
僕もこのところ、福島や相馬などの印刷会社の協力会社の方と話す機会が多く、愛知県にある工場に見学に来てもらったり、印刷の展示会でばったあっていろいろな話をしていました。話していると被災した企業の社長の強い気持ちと新しいことにチャレンジする姿勢に触発され、工場見学に誘われていたので、ちょうどいい機会だったので、福島→仙台を経由して、石巻まで足を伸ばしました。
初めて石巻は爪あとがすごく、歴史ある建物も被害を受けていました。テレビで見ていた状況を初めて目の当たりにして、一年経って改めて津波の凄さを感じました。
そして石巻につき、木の屋石巻水産の松友さんに迎えに来てもらい、すでに現地にはいっていた佐谷さんや吉澤さんや藤木さんなどと合流しました。
木の屋石巻水産の事務所を借り、水戸や多賀城でコワーキングスペースを作りたいという人も混じり結構賑やかな人数になっていました。鹿角を使ったアクセサリーOCICAを販売しているつむぎやさんの作業も手伝いました。(僕は仕事に追われ、何も手伝えませんでした。。。)
木の屋さんの震災後の復興の様子などはホームページにも詳しく掲載されていますし、メディアでも取り上げられているので、ご存じの方も多いかもしれません。現地から離れた東京で被災した缶詰を販売する活動などなどにコワーキング的なつながりがとても効果があったのではないかと思います。
僕も地方で製造しているものを東京のコワーキングスペースに出入りして営業活動しているので、とても心強い気持ちがわかります。
そしてこの被災した店舗の暖簾を見て、自分が布の印刷をしているもありますが、とてもぐっとくるものがありました。今はこの仮設事務所で新しい工場の建設などを進めているようです。
そして石巻工房にいきました。
現地の市民の方やボランティアで来た人などの交流の場として使える場所で、コーヒーも300円で飲み放題というスペシャルプライスで、中には木工場もあり、商品も販売しています。他にも石巻の人が復興にむけて手作りして作っている物の紹介もありました。
工房内では無線LANも完備しているので、現地でコワーキングしつつ交流することも出来ます。初めて訪れる土地でこういう場所があるのってとてもいいなと思います。
夜も木の家の松友さんを囲み、教えてもらった隠れ家のような店で石巻のおいしい魚を頂きました。その後は復興BARによりました。
復興BAR | ISHINOMAKI 2.0
震災から一年経ち、現地の会社の人から聞く話はとても前向きで、今までは取引したことのなかった会社ともこうして出会え、一緒に仕事をすることでいい方向に進むことができ、そんなところにコワーキング的なつながり生まれる良質な場所があるといいなと思いました。
「きぼうのかんづめ」という絵本も出ているので、ご興味ある方はぜひご購入ください。ほかにもいろいろWEBで買える商品もあります。