こんにちは、お久しぶりのライター陽子です。
今週はファッション系の原稿に追われておりました。その流れで、今回は雑誌のタイトル、切り口のおもしろさについて書いてみたいと思います。
仕事柄、雑誌のキャッチコピーやタイトルをチェックするのが日課なのですが、本日、見つけたお宝タイトルがこちら。
「晩婚さんいらっしゃい」
これ、今月、創刊され話題になっている雑誌「DRESS」の連載コーナータイトルです。
表紙は女子からの支持率が絶大な米倉涼子さん。
メインターゲットはシングル・アラフォー。
「LOVE40 30代までは練習です。40歳からが女の本番」というコンセプト。
まさに、そんな雑誌だからこそだなと。
タイトルのつけ方としてパロディ的(「新婚さんいらっしゃい」)なものは定番なので、そこは普通。でも、「晩婚」というマイナスに使われがちなコトバを、「晩婚のススメ」とか「私たち、晩婚で幸せです」とかいうようにお仕着せがましいところもなく、おもしろおかしく、軽やかに表現しております。(あくまでアラサー女の意見ですが)
そんなわけで、ほかのタイトルも見てみました。
「ヒールから降りられない人のためのプライド靴カタログ」
→おしゃれだからとか、きれいに見えるとかだけじゃないんです。プライドなんです。
「もう1度、恋する女になるメイク」
→1度、恋をあきらめた前提なんですね。
「女のための女の内閣、マニフェスト宣言」
→社会を変えてみせる!という覚悟が見えます。
メイクや靴の企画はどの女性誌にもありますが、切り口次第でこんなにエッジが効くんですよね。
例えば、「コワーキング紹介」をするとしても、
・女性ファッション誌風
「毎日コワーキング宣言!!」
・日経ウーマン風
「100人のコワーキング実録」
・ブルータス風
「コワーキングと僕らの未来」
なんて(イメージです)、切り口や言葉選びで「らしさ」を出す。
そんな風にして雑誌を読んでみると、おもしろいですよ。
たまにそんなコピーを利用して、「・・・宣言」してみたり、「・・・新時代」とか言ってみるのも楽しいかも。
私はとりあえず、最近すっかり(特に経堂界隈では)やる気のない服装になっているので、(ノーメイク、花粉症めがね、ダウン、デニム、スウェット、ペタンコ靴・・・)
「もう1度、恋する女になるファッション」
目指したいと思います。