こんにちは、コワーキング会計士です。

PAX Coworkingに出入りしてから半年ぐらいになります。ここでの時間はすごく濃密なのでまだ半年しか経っていないのかとも思いますが、気づいたらメンバーブログを書いています(笑)。

自分では全然そんな風に思っていないのですが、公認会計士に対しては随分敷居が高いと思っていらっしゃる人が多いようです。私としては、皆さんのお仕事に少しでも貢献できたらいいなと思ってここ(PAX)にいるので、ちょっとした疑問でも大歓迎です。

そこで、コワーキングスペースの雑談であった話をひとつ。

コワーキングスペースには、社長さんがたくさんいます。

そんな社長な方々から「企業経営者は会計をどの程度理解すればいいの?」と聞かれることがあります。そんな時の私の答えはこうです。「数字が好きだったら簿記2級を取ればいいけど、3級があれば十分だと思う。」

クルマに例えると、会計はスピードメーターだったりナビゲーションシステムだったり、そのクルマの現状をドライバーに正確に伝えることが使命です。経営者はそのクルマで目的地に同乗者(投資家、従業員etc)を安全快適に運ぶドライバー。会計情報はその経営者の使命を果たすために利用します。

経営者は決算書の作り方に精通する必要はありませんが、使い方(アクセルを踏んだらスピードが上がるとか、ここで100km出したら危険だ、今どの辺りにいるのか、この先の道路事情はどうかなど)は知っておく必要があるということです。その使い方を知るのに初心者向けの本を読むのもいいですが、やはり簿記3級に挑戦し、実際に会計仕訳から決算書に至るプロセスを体感する方が手っ取り早くて良いと思います。簿記3級ならば、だいたい3日ぐらい没頭すれば十分合格レベルに到達できるでしょう。

ご自分の経営判断の結果が数字で確かめることができるようになったら、すごく心強くないですか?

もう一つよく聞かれることとしては、帳簿の記帳代行を頼んでいる顧問税理士についてですが、次の順番の時に書きたいと思います。