コワーキング・スペース(coworking space)とシェアオフィスの違いは?

コワーキングは「場所」ではなく「人」である、とよく言われます。仕事を持った個人々々が、単に空間をシェアするだけでなく、コミュニケーションをとりながら情報と知恵をシェアするのがその特徴です。PAX Coworkingでは、そこで生まれるもの(=成果)をシェアする場所であるとも定義しており、「空間と成果をシェアする」を枕詞にコワーキング・スペースを運営しています。

コワーキングスペースにはさまざまな業種の人が出入りしています。通常のワークスタイルでは起こりにくい異業種の人との交流は、それぞれの仕事の枠組みを超えて新しいアイデアを生み出します。また、自らに不足している経営資源を楽に補うことができ、近くにいる仲間とコラボレーションが組みやすいのも特徴です。それぞれネットワークを持つ人の集まりですので、ちょっとした相談を持ちかけることが、思わぬ事業展開に発展することもあります。

コミュニケーションを主な目的としていますので、一人で自宅で作業したり、ぎこちない空気のシェアオフィスにいるときと異なり、孤独感・疎外感から解放されます。また、単独でオフィスを賃貸するより経済的にオフィススペースを確保できるほか、共有スペースでリラックスすることもできます。

ある日のJellyの様子

仕事や勉強、そして遊びまでこなすJelly!

Jellyとは?

Jellyは coworking の体験版です。coworkingの歴史的には、Jellyをオフィス化したものが現在coworking spaceと言われるものですが、PAX Coworkingでは、coworkingの素晴らしさ、面白さを伝えるために月2回程度Jellyを開催しています。

いろいろな人が集まって仕事をするのがJellyです。Jelly Beansが語源だそうで、色とりどりの個性が集まって一つの製品(イベント)ができているということのようです。

Jellyは2006年2月にNYで始まりました。自宅を仕事場にしているルームメートのAmitとLukeが、ブレストや組織のプラスの効果などが必要だと 考え、週一回友人を招いて仕事を始めたそうです。そして、その結果生まれる会話に面白さを見出し、継続すべきと考えました。現在、世界のいろいろなところで同様の取り 組みがなされています。

Jelly には誰もが参加可能。デザイナーやクリエイター、IT事業従事者のほか、料理人やソムリエ、ミュージシャン、教師、税理士、弁護士、医師、カメラマンやラ イター、編集者などもJellyで刺激を受けていると海外のサイトでは紹介されています。いつもと違う場所で、違う仲間と仕事 を見つめ直したい人に最適なイベントといえます。

普段通りの仕事をしてもいいし、本業とは異なる課題を考えてもいい。ノートパソコンを持って会場に集まるだけ。何かクリエイティブなことをしている人、そして、したい人にはうってつけの場。

Jelly という単語は全く日本人には馴染みがないので、別の素敵な名前をつけることも考えました。しかし、この仕組みは多様な人が参加するとより面白くなるだろうと思 うので、いずれではなく今すぐにでも海外からの参加者をも受け入れたいという思いから、この概念発祥時からの単語であるJellyを使用することにしました。 日本にもこの単語を、イベントを通じて広めていきたいと思います。

ノマドとコワーキング
https://pax.coworking.jp/blog/2011/10/04/nomadworker-coworker/

何でもおたずね下さい!

質問は、twitterで @paxCoworking へお寄せください。