PAX Coworkingの佐谷恭です。

都内にコワーキングスペースが一気に増えたことに伴い、PAXの状況も変化してきました。PAXのことを“老舗”という人もいますが、まだ歴史は2年足らず。しかし短い期間の中でも5−6ヶ月に一度は転機がやってきているという実感を持っています。

渋谷を中心に、ものすごい数のスペースができました。いくつできたのかは正直、よく分かりません。経堂は渋谷から電車で15分、走って40分ぐらいなのですが、パクチーハウスでも言われるように「遠い」「未知の世界」というようにわざわざ行くところという感覚を持つ方も多いようです。

というわけで、PAXは付近に住む方にもっと知られなくてはと思っています(とくに世田谷区と小田急沿線在住者)。コワーキングという言葉を早く知り、興味を持った人たちがどんどん経堂に来てくれていましたが、今は経堂を経由しないコワーカーが増えたのはちょっと寂しいけど、コワーキングが広がった結果としてのまぎれもない事実です。今こそ「急行停車駅にはコワーキングスペースがあるという状態にしたい」「自転車で行けるぐらいのコワーキングに所属すべきですよ」とインタビューで何度も言っている言葉を、スペースとしてのひとつのPRポイントにしなくてはと思っています。

というわけで、情報発信力を上げるための仕組みづくりを、コアメンバーの仲間たちの協力で始めつつあります。入りやすい入り口を作ること、ウェブサイトをより魅力的にすることもその一つです。

そして、今やろうとしている大きな変化の一つが「開いている時間を増やすこと」。これまではアーリーアダプターの多くが起業家や会社経営者だったので、平日昼間の方が土日よりもニーズがありました。しかし、最近の問い合わせで土日や平日夜に利用を希望する方が増えており、コワーキングをしたい人の層が広がってることを感じています。これまでもよく来てくださるメンバーなどは、コアメンバーがいる場合には夜や土日にドロップインしていただいたりもしたのですが、表向きはそうではありませんでした。

しかし、これからはPAXにきていただく層を広げてより面白い空間にするため、時間の制約をできるだけ取りたいと考えています。そのために、平日の夜や土日で開いている日をアナウンスすることからはじめます。また、土日を中心とした一日店長制度も導入しますので、自分たちの活動を展開したり発表したりしたい人はぜひPAX Coworkingにてご相談ください。