前回はCoworking Conference in TOKYO 2012について書きましたが、今回は日本のコワーキング全体に対してインパクトのあるお話を。

実は来週、記者会見を開きます。

わたしのちっちゃい人生経験の中でも、ちゃんとした記者会見をやったことはないんです。
ちゃんとした記者会見になるのかどうか、わたしが関わって準備しているくらいですのでよくわかりませんが(^^ゞ。

それはともかく…
今回の記者会見で発表する制度は、日本のコワーキングの現場をかき混ぜ、流動性と多様性をより高めるために開始されます。

なぜコワーキングに流動性とか多様性が必要なのか?
コワーキングの場に、同じような考え方の人とか、同じような職業の人ばかりが集まっちゃって、それで楽しいと思います? 役に立つと思います? 何か刺激があると思います?
半年という単位なら、今あるコワーキングのそれぞれの場にいる人たちだけでも、充分楽しめるかもしれません。あなたが出会う人たちは、それぞれ新鮮な人たちばかりでしょう。

じゃあ1年後は? 3年後は?
同じコワーキングの場で、たまに入ってくる新しい人以外はずーっと同じだとしたら。
気の合う人たちばかりのクラブっぽくなっちゃったコミュニティは、中にいればとっても楽しいと思います。
でもそこから新しいナニかが生まれてくるとか、あるでしょうか?
「ここは刺激的なナニかがあるに違いない」みたいに思って新たに入ってくる方が、いらっしゃるでしょうか?

コワーキングの場が陳腐化するのにかかる時間は、あっという間だとわたしは考えています。
それを防ぐために必要なことは、何でもかんでも、やれることは全部したほうがいい。
わたしはそう考えています。

そのために、この制度はスタートします。
最初から全国のコワーキングの場が集まっています。
きっとみなさんは、出張とか旅行とかでこの制度をうまく活用することで、いろいろな場所にいる多様な才能と出会う機会が増えることになるでしょう。
行き来が増えることでコミュニティがひとつの場という単位から徐々に広がり、最後には日本を覆うコワーキング・コミュニティが出来るのではないか、という皮算用もしています。

ということで、16日(水)1400〜下北沢オープンソースカフェで記者会見を行います。
当日この場所には複数の(東京中心ですが)コワーキングの場の提供者が実際に集まり、さらにスカイプを使って全国に散らばっているコワーキングの場の提供者も参加します。
もちろん全部のコワーキングの場がこの制度に賛同してくれているわけではありません。
だとしても、多くの場の方々に賛同していただけたというのは、出発という意味で大きな成果だと思います。
これが日本にとってもとてもイイ事であったと、後から考えれば振り返られるようになりたいですね。

当日は記者会見の模様をustreamで生中継します。
カッコ悪いことにならないように気をつけますので、みなさんご注目下さいっ!